両立がうまくできない生徒さんには、「上手な時間の使い方」を教える。
「上手に両立ができる生徒さんと、できない生徒さんの違いは何でしょう?」
両立できる生徒さんは「必ず両立してみせる!」というやる気があるのですが、それを両立していない生徒さんに与えるのはかなり難しいですよね?(笑)
家庭環境や学習習慣にしても、すでに決まっているもので、教師がこれからすぐにどうにかするのは難しい面があります。
そんな中、両立していない生徒さんにも教えやすいものが1つ見つかりました。 それは、上手に両立している生徒さんは、時間の使い方がとても上手なのです。
それこそ大人顔負けの濃い生活をしていて、仕事をしている大人や専業主婦の方よりもはるかに密度の濃い生活を送っていることさえあります。
仕事をお持ちのお父さんであれば、「昼間に仕事を必死で頑張り、必要なら残業もして、その上で、仕事の無い夕方や休日には社会人の全国大会を目指すくらいのつもりで必死
で練習をする」ことを・・・
主婦(主夫)の方であれば、
「早朝の家族がいる間はきっちり家事をこなし、昼間はフルタイムで仕事を必死で頑張って、夕方以降は帰ってすぐにたまった家事をこなす」ことをイメージしてもらえれば分かると思います。
その状態で「うまくいかないなあ」と悩んでいる人に対して、
・「仕事の成績が悪いぞ!」
・「料理がまずいし、掃除もできていないぞ!」
・「もっとやる気を出せ!」
と言われたらますますやる気をなくすだけですよね?(笑)
それよりは
「こうすると短い時間で効率的にできるよ」という
具体的な方法やコツを教えてもらえるほうがずっと嬉しくて、やる気になるはずです。
もちろんこれは生徒さんも同じで、「両立したくてできない」生徒さんには、こうした上手な時間の使い方を教えてあげることがとても有効な方法の一つです。
時間の使い方は大人でも上手にできないこともありますよね。
優先順位を考えて、その順位ごとに1日の時間に当てはめていく。 毎日しなければいけないこともあり、どうして時間に余裕がないときもあります。
そんな時は、頑張りすぎないで手伝ってもらいましょう。
中学生だってまだまだ未成年です。できないことがあって当たり前です。
親として全てではなく、お子様の学ぼうとする姿勢をサポート役として見守ってあげたいですね。