新学期のこの時期、「春の学割キャンペーン」「家族も学割」「入学進学祝いにスマートフォン」など新年度のタイミングを狙った話題で溢れている携帯業界。スマートフォン(以下、スマホ)の普及は確実に進んでいますが、そもそも今までの携帯電話とスマホの違いってご存知ですか?
もしや、「ガラケーが進化したものだよね」と思われていたら・・・?? その違いを、このコラムで確認してくださいね。
携帯電話(ガラケー)はあくまで電話機の一種です。メール、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線など高機能を搭載し、海外の人から見ればスマホのような存在ですが、あくまで電話。
それゆえ、電話をかける/受ける操作性がよいのが特徴です。
では、スマホなんでしょう?
簡単に言うと「小型になったパソコン」です。
インターネットの使いやすさという点で非常に優れています。パソコン用のサイトが見られますし、パソコンのメールアドレスも使えます。Wi-Fi対応で高速無線通信も可能、いろいろなアプリを入れて自分好みにカスタマイズもできます。
すると、スマホにとって“電話”とは、数ある機能の一つという位置付けになります。
通話機能だけでなく、まるで高機能パソコンのように、ユーザの目的により、ありとあらゆる用途に使いこなせる通信端末がスマホなのです。
そんな高機能端末ですから、お値段や利用料金が高いのもうなずけます。2012年までは、各種調査機関の発表からも、国内の携帯電話とスマホのユーザー比率は、6対4あるいは7対3程度でした。まだまだ携帯電話ユーザーが多数派だったことが分かります。それが2014年2月の調査では、スマホの個人所有率は過半数を超え、54.0%に達したそうです。
一方、携帯電話・PHSの所有率は41.9%と、スマホとの差が12.1ポイントに広がっています。
この普及率に一役買っているのは誰だと思いますか?
そう、学生と主婦なのです。いま、爆発的に学生と主婦の間での機種変更もしくは新規取得が進んでいます。
みなさんの周りではどうですか?
そして、持ったスマホを使いこなせている方どれくらいいらっしゃいますか?