「勉強しなさい」とこまめに声かけをする親御さんは多いと思いますが、勉強を促すだけで本当にいのでしょうか。
中学生の学習に大切なのは勉強時間ではなく集中度です。
勉強がはかどるような環境を整えることはとても大切です。
子どもが自室で勉強を始めたのに隣の部屋ではテレビが大音量なんてことはありませんか?
子どもさんが集中して勉強している時に「休憩したら?」なんて夜食を持って声をかけたりしていませんか?
「部屋が違うのだからいいだろう」、「子どものことを思って
差し入れしてあげているのに」と、思うかもしれませんが
これではせっかくのやる気を乱してしまいます。
ある調査では、にぎやかな場所と静かな場所での学習を比べると、静かな場所の方が集中状態に入るまでの時間が短かったということです。
息をひそめる必要まではないと思いますが、子どもさんが勉強を始めたらテレビの音量を落とすくらいの配慮は必要かもしれません。
子どもさんが一生懸命勉強をしていると、差し入れをして応援したいという気持ちもあるかもしれませんが、せっかくの集中の邪魔をしてしまう場合があるようです。
一度途切れた集中を再び取り戻すことは難しいですから
「疲れたらお茶を飲みにおいでね」と、声かけをしたり休憩に出てきた時に「お腹すいてない?」と尋ねるくらいにしてはいかがでしょうか?
他にも、外の音が気にならないように音楽をかけて頭を勉強モードに切り替える勉強部屋には、
「気の散るマンガやゲームは置かない」など
工夫をしている学生もいるようです。
勉強に集中できる環境というのは、ひとりひとり違います。
絶対の決まりはありません。
子どもさんの性格に合わせた学習環境作りができればベストではないでしょうか。
そのためには、お母さんも息抜きが必要です。
自分だけで頑張りすぎず、
役割分担しながら時には自分の時間も設けて、
ゆったりとした気持ちで子供と接していたいですね。